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子と子と子と子と

夫婦と子供4人の6人家族の家である。 施主の要望として、延床面積を40坪以内にすることと、子供それぞれに個室を与えてあげたいということだった。 4人の子供は年が近く、いつも一緒に遊んでいる仲の良い兄弟である。 個室が出来ることによって家族の仲が分断されることを懸念し、個室に居ても繋がりを感じられる空間を考えた。 家の中心にプレイルームを設け、対面する形で4つの子供部屋を配置し、プレイルームと子供部屋の間には700㎜の段差と窓を設けた。 窓を開けることでプレイルームの床は大きな机になり、4人が顔を合わせて勉強することが出来る。 プレイルームと子供部屋は一連なりの空間となり、遊び場は拡張される。 机の天板をガラスにすることで1階から覗くことが出来るため、宿題をしている姿をチェックしたりと勉強の孤独感から開放される。 騒がしく遊んでいても、1階では喧騒から離れつつも様子を見守ることが出来る。 窓を閉めてもガラス越しに気配を感じられ、カーテンを閉めることで気配を絶つことも出来る。 個室と大部屋、一人と大勢という二極の関係性ではなく、様々な距離感によって家族と繋がれる空間を目指した。

所在地/北海道

主要用途/専用住宅

設計/山下竜二建築設計事務所

施工/株式会社小林商店

階数/地上2階

建築面積/69.56㎡

延床面積/125.65㎡

竣工/2021年10月

BELS取得

UA値/0.30 BEI/0.84

​撮影/佐々木育弥